Screen Reader Changer  Version 1.02
ユーザーズガイド

Release: Sun, 27 Jul 2014

目次

はじめに

スクリーンリーダー切り替えツール Screen Readers Changer とは、Microsoft Windows オペレーティングシステム上に2種以上のスクリーンリーダー(視覚障害者用の画面読み上げソフト)がインストールされている環境で、必要に応じてユーザーが使い分けをする為に、稼働中のスクリーンリーダーを終了してこれと入れ替わるようにべつのスクリーンリーダーを動かす“スクリーンリーダーの切替え”を行いたい時にそれをアシストして、簡単な操作で相互にスクリーンリーダーを切り替える為のソフトウェアです。

Screen Readers Changer(以下「本ソフトウェア」と記します)は自らの機能を通じて、障害のある方が必要以上にスクリーンリーダーの終了・起動といった煩雑で手間のかかる操作をしなくても、利用場面に応じて複数のスクリーンリーダーをできるだけ手軽に使い分けられるようにしていきます。

後述する手順でインストールや設定操作をして下さい。

尚、本ソフトウェアはキーボードですべての操作が可能なことから、マウスによる操作は不要です。

標準的な機能

ある2つのスクリーンリーダーが同じオペレーティングシステムで共存している場合に、一方のスクリーンリーダーの終了と、もう一方のスクリーンリーダーの起動による相互の切替えを基本機能としています。

この2つのスクリーンリーダーはユーザーが予め指定しておきます。

附属的な機能

基本機能に付随する形でそれ以外のいくつかの機能が装備されています。

このような機能のことをオプション機能といい、主には以下のようなものがあります。

開発背景

近年では、視覚に障害のある方々のコンピューター利用を支援する為に、国内にある営利企業や個人の方、あるいは非営利の任意団体によって、様々なスクリーンリーダー(画面読み上げソフト)が開発され、普及が図られたこともあって、スクリーンリーダーを利用している方の中にも複数のスクリーンリーダーを併用する方が増えてきています。

これらのスクリーンリーダーには強みと対応しきれていない部分がそれぞれにあり、利用場面に応じてそれを活かす為、稼働中のスクリーンリーダーを終了してべつのスクリーンリーダーを動かす、いわゆる“切替え”と呼ばれる操作をユーザーが任意で行います。

しかし、スクリーンリーダーによって起動や終了の操作がまちまちである上に、切替えの操作には煩雑さと手間を伴う場合も多く、スクリーンリーダーのユーザーにとって負担を感じることもしばしばです。

そうした方でも、負担感なく、できる限り手軽にスクリーンリーダーを切り替えられる、そのようなソフトウェアの再登場が望まれていました。

以前にもスクリーンリーダーを切り替えるツールはあったようですが、サポートも含めて過去のツールとなってしまいました。

ここ数年、Microsoft Windows オペレーティングシステムの新旧の入れ替わりや、新たなスクリーンリーダーの登場をはじめとして、障害者のコンピューター環境は目まぐるしく変化してきております。

この新しい環境に合わせ、できる限り環境に適した新しいスクリーンリーダーの切り替えツールを作り上げようという気持ちで、本ソフトウェアを開発するに至りました。

皆様には末永くご愛顧頂けましたら幸いです。

動作条件

本ソフトウェアは、Microsoft 社の Windows7 32bit で動作確認を行っており、同環境のコンピューターにて動作します。

メモリーは1ギガバイト以上のものを推奨します。

又、類似した環境(例えば、Windows Vista や Windows XP SP3 の OS など)でも、ほぼ問題なく動作すると思われます。

本ソフトウェアは、以下の6つのスクリーンリーダーに対応しています。

  1. PC-Talker  …… 株式会社高知システム開発
  2. NVDA …… NV Access および NVDA 日本語チーム
  3. FocusTalk  …… 株式会社スカイフィッシュ
  4. Catwalk   …… Kazusoft
  5. VDMW300, VDMW500, VDMW700  …… (株)アクセステクノロジー
  6. JAWS …… 有限会社エクストラ

このうち JAWS は「監視自動切替モード」による切替えのみ対応しています。

切替え対象のスクリーンリーダーを選択するダイアログボックスで JAWS を選ぶ為には、スタートメニューに入って「すべてのプログラム」の中から[Screen Readers Changer]メニューを選んで、その中にある[オプションの設定]を選択して開きます。

オプションの設定に入って「切替え対象の選択に JAWS を含める」のチェックボックスにチェックを入れ、有効にしておく必要があります。

こうすることで、切替え対象のスクリーンリーダーを選択する場面で JAWS を選ぶことができるようになります。

入手とインストールの方法

本ソフトウェアをまだ入手していない場合は Screen Readers Changer の公式ページからダウンロードするようにして下さい。

公式ページにアクセスすると、本ソフトウェアの最新版をダウンロードする為のリンクがあります。

インストール

インターネット上からダウンロードした src100.exe を実行し、適当なフォルダ(任意のフォルダ)にファイルを解凍すると、インストーラーが起動します。

もしも実行時にユーザーエージェント制御の画面が出てきたら実行を許可します。

もしもインストーラーが起動しない場合には、スタートメニューから[コンピュータ]を起動後、解凍してできたフォルダにアクセスし、setup.exe を手動で実行して下さい。

インストールしてもよいか尋ねられますので[はい]ボタンを押します。

キーボードで操作している場合にはそのボタンにフォーカスを当て、Enter キーを押すと良いでしょう。

点字ディスプレイを使って操作している場合には、ボタン類を押す操作で、Enter キーを押してもうまく動かないようなことがありますが、Space キーを押すと安定して操作することができるようです。

次に、本ソフトウェアのショートカットアイコンを置くところにチェックを入れ、その後[次へ]ボタンを押します。

この画面にあるチェックボックスの数はバージョンによって異なります。

次に、本ソフトウェアを起動する為のキーボードショートカットの一覧が出てきます。

この一覧から任意のキーボードショートカットを選び[次へ]ボタンを押します。(キーボード操作の場合には[次へ]ボタンを押さずにそのまま、Enter キーを押しても、次の段階へ進むことができます。)

次に、このエディタのユーザーを選ぶところが出てきますので「あなただけ」「すべてのユーザー」のどちらか一方を選択し、最後に[設定]ボタンを押します。

その後、インストールが終わったら「インストールが完了しました」というメッセージが表示されます。

案内される手順に従って操作していくと、問題なくインストールすることができます。

アンインストール

スタートメニューやデスクトップにあるショートカットをすべて外し、プログラムの実行ファイルなど一式を削除することによってアンインストールとなります。

但し、プログラムが入っているフォルダまで削除してしまうと、コンピュータが不安定になることもありますので、本ソフトウェアをフォルダごと消したり絶対消してはいけないファイルを削除してしまったりするなどの誤操作には充分お気をつけ下さい。

アンインストーラーは Version 1.01 から装備しています。

本ソフトウェアを入れ直すなどの必要が生じた際はどうぞご利用下さい。

SRC 入門

起動方法

本ソフトウェアは、スタートメニューの「すべてのプログラム」の中や、デスクトップにある[Screen Readers Changer]という名前のアイコンから実行することができます。

ショートカットが置いてある場所はインストール時に行った設定によって異なります。

又、キーボードショートカットによる起動も可能です。

このキーボードショートカットは、本ソフトウェアをインストールした時に任意で選んだものが有効になっています。

本ソフトウェアの利用に際して Windows8 の環境では、必ず管理者権限で実行しなくてはいけないことが分かっています。

管理者権限で実行する為には設定が必要で、以下の方法で設定を行うことができます。

  1. スタートメニューにある本ソフトウェアの折りたたみメニューの中から[Screen Readers Changer]を選び、アプリケーションキーを押します。
  2. 下矢印キーで[プロパティ]を選んで、Enter キーを押します。
  3. プロパティのダイアログボックスで Ctrl キーを押したままで、Tab キーを何回か押して[互換性]タブを選びます。
  4. Tab キーで[管理者としてこのプログラムを実行する]のチェックボックスまで移動し、Space キーを押してチェックを入れます。
  5. Tab キーで[適用]ボタンまで移動し、Enter キーを押します。
  6. 最期に、Tab キーで[OK]ボタンまで移動して、Enter キーを押します。

操作方法

本ソフトウェアでは[切替え対象のスクリーンリーダーを選択]画面が、初回起動時のみ表示されるようになっています。

この画面は、本ソフトウェアに対応しているスクリーンリーダーの中から、切替え対象とするものを2つ選んで設定する為の画面で、最初は必要な設定をそこで行います。

スクリーンリーダー1つひとつにチェックボックスが付いており、スクリーンリーダーの選択はそれにチェックを入れて行います。

スクリーンリーダーのうち NVDA はインストール版の他にも「ポータブル版」の NVDA を切り替え対象にすることができます。

コンボボックスで「ポータブル版」を選ぶと、その隣の[指定]ボタンを利用することができるようになり、ポータブル版の NVDA を切り替え対象にする場合は[指定]ボタンを押してから、ポータブル版 NVDA 実行ファイルを正しく指定する必要があります。

又、Catwalk は、管理者権限で実行するかそうではないかを選ぶことができるようにしてあり、Catwalk の欄にはその為のチェックボックスが準備されています。

VDMW300 は Windows XP に対応したスクリーンリーダーで、VDMW500 は Windows Vista、VDMW700 は Windows7 で動作するスクリーンリーダーです。

その為、個々の対応環境に限ってそれぞれの VDMW が選択肢として表示されて、その他の環境では表示されないようになっていますので、ご注意下さい。

設定画面にある[動作方式]ボタンを押すと動作モードを選ぶことができ、動作モードの選択はラジオボタンを切り替えて行うようになっています。

設定を確定させるには[設定完了]ボタンを押します。

ボタン操作には、Enter キー,Space キーが有効です。(うまく動作したり認識されたりするキーは、キーボードや点字ディスプレイなどの機種によって異なります。)

尚、設定にあたっては、次の3つのことに注意する必要があります。

  1. Catwalk は、Catwalk のデフォルトのインストール先である、Program Files フォルダに入っている場合のみ動作します。
  2. FocusTalk では、製品版のみを対象に動作し、体験版については本ソフトウェアでの切り替えができません。(体験版から製品版へのアップデートをしたものについては切り替え可能と思われます。)
  3. ご利用のスクリーンリーダーによっては、選択できる動作モードが限られてしまう場合もあります
  4. スクリーンリーダーの選択で JAWS を表示するには[切替え対象のスクリーンリーダーを選択]画面へ入る前に、オプションの設定にある「切替え対象の選択に JAWS を含める」チェックボックスにチェックを入れる必要があります。

●動作モードについての説明

本ソフトウェアには「切替えスイッチモード」と「監視自動切替えモード」という2つの動作モードが装備されています。
各動作モードの特長は、次のとおりです。

切替えスイッチモード

例えば「スクリーンリーダーA」と「スクリーンリーダーB」の2つを切替え対象としている場合に、スタートメニューやデスクトップの[Screen Readers Changer]アイコンを選んで、Enter キーを押すことにより、稼働中のスクリーンリーダーAが止まって(終了して)次にスクリーンリーダーBが起動し、自動的に切り替わるモードです。

スクリーンリーダーAとスクリーンリーダーBとをスイッチングします。

監視自動切替えモード

例えば「スクリーンリーダーA」と「スクリーンリーダーB」の2つを切替え対象としている場合に、どちらのスクリーンリーダーが起動しているかを本ソフトウェアがこまめに監視し続けて、スクリーンリーダーAがユーザーによって手動で終了されたらそれを検出し、自動的にスクリーンリーダーBを起動させるという仕組みで、スクリーンリーダーが切り替わるモードです。

このモードで本ソフトウェアを利用する場合には、事前に(例えばコンピューターを起動して使い始める時でも構いません)スタートメニューやデスクトップの[Screen Readers Changer]アイコンを選び、Enter キーを押しておきます。

スクリーンリーダーを切り替える際には、起動しているスクリーンリーダーをキーボードショートカットやメニューから終了させるだけで、本ソフトウェアのアイコンについては一切扱わないことに注意して下さい。

尚、このモードでは本ソフトウェアが起動しっぱなしになりますので、もし自動での切り替わりを止めたい時には、本ソフトウェアそのものを終了させて下さい。

Windows キーと、Shift キーとを同時に少し長押ししてメニューウィンドウを出し、その中にある[終了]ボタンを選ぶと本ソフトウェアは終了します。

もしくは、Windows キーと、Alt キーとを同時に押したまま、Q キーを少し長押ししますと「本当に終了してもよろしいですか?」というメッセージボックスが表示されますので[はい]ボタンを押します。(こちらはメニューウィンドウを出すより反応が悪かったりアクティブになっているウィンドウの後ろに隠れてしまったりすることがございます。)

操作・設定に使用するメニュー

本ソフトウェアが装備している機能を活用したり設定などの操作をしたりしていく中ではメニューを使用することもよくあります。

本ソフトウェアでは「メニュー」と表現してそれを指し示すものが2つあります。

その1つが本ソフトウェアによってスタートメニューの中に準備されたメニューで、もう1つが本ソフトウェアの内部で準備しているメニューです。

どちらも矢印キーで選択し、Enter キーで決定します。(本ソフトウェアの内部で独自に準備しているメニューウィンドウでは、点字ディスプレイの一部の機種で、Enter キーを押してもうまく決定できないことがあり、その場合には、Space キーを押すと比較的安定した動作が得られます。)

本ソフトウェアがスタートメニューに準備したメニューは「すべてのプログラム」の中にある[Screen Readers Changer]という名前の折りたたみ式のメニューです。

このメニューを、以下では「本ソフトウェアの折りたたみメニュー」と記します。

このメニューでは、切替動作設定(主にスクリーンリーダーや動作モードなどの選択で、標準的な設定)と、オプションの設定(附属的な機能に関する設定)をしたり、その他にショートカットの設定やログビューアでのログの確認、設定の初期化をしたりすることができます。

又、ユーザーズガイドや Readme テキストなどの閲覧をすることもできます。

一方、本ソフトウェアの内部で準備しているメニューは「SRC Menu」という名前の独自のメニューです。

監視自動切替モードで起動している時に、Windows キー,Shift キーを同時に押すことで「SRC Menu」のメニューウィンドウが出てきます。

環境によっては、少し長押しを要することもあります。

このメニューでは、本ソフトウェアの終了やバージョン情報の確認、ユーザーズガイドの閲覧などをすることができます。

標準的な機能の使い方

具体的で分かりやすい説明をする為に、PC-Talker から NVDA への切替え操作を例にし、両動作モードでの操作を説明します。

逆に NVDA から、PC-Talker への切替えも同じような要領で操作を行います。

PC-Talker や NVDA をお使いでない場合には、ご利用のスクリーンリーダーに置き換えて操作要領等をご理解下さい。

尚、動作モードは事前に設定されているものとします。

●切替えスイッチモードでの操作

PC-Talker の音声ガイドを頼りにコンピューターを操作している状況で、PC-Talker から NVDA へ切り替えて使いたいと考えた時に、スタートメニューやデスクトップの[Screen Readers Changer]アイコンを選択し、Enter キーを押します。

そうすると「PC Talker 終了」という音声が流れ、PC Talker が終了します。

その次に NVDA が、ピロロローンという音とともに起動します。

もし NVDA の起動時に関する設定を変えていない場合は、画面に「ようこそ NVDA へ」というダイアログボックスが表示されますので、Enter キーで[OK]ボタンを押します。

これでスクリーンリーダーの切替えの操作は完了となりますので、その後は NVDA の音声ガイドを頼りにコンピューターの操作を継続して頂けます。

●監視自動切替えモードでの操作

スタートメニューやデスクトップにある[Screen Readers Changer]アイコンを選択し、Enter キーを押して Screen Readers Changer を起動しておきます。

この操作はこれ1回きりでその後この操作はしません。

もしこの時点で、PC-Talker も NVDA も起動していない場合には、PC-Talker が自動起動し、PC-Talker と NVDA のどちらかが起動している場合には、そのスクリーンリーダーをそのまま利用して、コンピューターを操作することができます。

切替え操作が必要になるまでは、PC-Talker の音声ガイドを頼りにコンピューターを操作していきます。

PC-Talker から NVDA へ切り替える必要が生じた時には、まず、PC-Talker を手動で終了(キーボードショートカット Ctrl+Alt+F3、あるいはメニューから)します。

そうすると「PC Talker 終了」という音声が流れ、PC Talker が終了します。

その次に NVDA が、ピロロローンという音とともに起動します。

もし NVDA の起動時に関する設定を変えていない場合は、画面に「ようこそ NVDA へ」というダイアログボックスが表示されますので、Enter キーで[OK]ボタンを押します。

これで切替えの操作は完了となりますので NVDA の音声ガイドを頼りにコンピューターを操作して頂けます。

逆に、PC Talker に切り替えたい場合には、その時点で NVDA を手動で終了(キーボードショートカット NVDA+Q や、タスクトレイの NVDA アイコンから)すると、PC-Talker が自動で起動します。

附属的な機能の使い方

附属的な機能を利用する為にはまず「オプションの設定」を行う必要があります。

設定はすべて、スタートメニューの「すべてのプログラム」の中にある本ソフトウェアの折りたたみメニューから「オプションの設定」を選んで実行すると行えます。

機能の中には、オプションの設定で機能の有効化と無効化を切り替えるだけで利用できる項目もあり、詳細は後述しています。

又、オプションの設定については標準設定と分けられて保たれます。

●本ソフトウェアの二重起動防止機能を無効化する

二重起動防止機能は、本ソフトウェアを誤って複数回(2回以上)起動しないようにする為のチェック機構を備えた機能です。

初期の設定では「有効」になっています。

この機能をあえて無効にする為には、オプションの設定にある「SRC 二重起動防止機能を有効化する」のチェックボックスに入っているチェックを外し、同じ画面にある[設定]ボタンを押します。

この機能を無効化するケースとしては、本ソフトウェアが起動していないにも関わらず、本ソフトウェアを起動しようとした時に「既に起動しています」とメッセージが出て起動できなくなってしまうような場合が挙げられます。

これは、何らかの原因で本ソフトウェアのプロセスのみがコンピューターの内部に残ってしまっているなどといったような状況で、本ソフトウェアを起動しようとした時に、二重起動防止機能がそのプロセスを捕捉して「既に起動しています」とのメッセージを出し、起動が中止されているものです。

これを回避する為の対処として、二重起動防止機能の無効化でこの機能が働かないようにして、本ソフトウェアの起動を可能にします。

尚、二重起動防止機能の無効化は切替えスイッチモードのみ作用します。

監視自動切替モードでは、本ソフトウェアの複数起動によりオペレーティングシステムで負荷が掛かったり切替え動作が正常に行えなくなったりする恐れがあり、二重起動防止を無効に設定してもこの機能は働くようになっています。

●スタートアップに登録する

本ソフトウェアをスタートアップに登録する機能です。

スタートアップに登録しておくと、次回のコンピューター起動時から、本ソフトウェアもコンピューターとともに起動することができます。

これを利用する為には、オプションの設定にある「スタートアップに登録する」チェックボックスにチェックを入れ、同じ画面にある[設定]ボタンを押します。

初期の設定では「スタートアップに登録する」のチェックがなしになっています。

本ソフトウェアを切り替えスイッチモードで利用する場合にはスタートアップへ登録していてもあまり意味がありませんが、監視自動切替モードにして利用する場合は、自動的にスクリーンリーダーの監視を始めてくれます(他の設定との併用することによって挙動が異なります)ので、とても便利です。

スタートアップの登録から外す場合は、オプションの設定にある「スタートアップに登録する」チェックボックスに付けられているチェックを外します。

●お気に入り切替え機能

普段よく使う切替えの設定を任意で何パターンか個別に作り、標準の動作設定をやり直すことなく、色々な切替えパターンでの動作をより簡単に実行することができるようにした機能を、本ソフトウェアでは「お気に入り切替え機能」といいます。

設定した切替えパターンは本ソフトウェアを起動する時に選べるような形となっており、スクリーンリーダーの組み合わせや動作モードを変えようとする度にわざわざ「切替動作設定」画面を開いて標準の設定を変える必要がありません。

お気に入り切替えの機能を利用する為には、オプションの設定にある[お気に入り設定]ボタンを押して「お気に入り切替え機能設定」の画面へと進み、普段よく利用する切替えパターン(スクリーンリーダーの組み合わせと任意の動作モード)の設定をいくつか追加しておきます。

この画面で追加済みの設定を修正したり削除したりすることも可能です。

さらに、オプションの設定の画面に戻り「お気に入り切替え機能を有効化する」チェックボックスにチェックを入れて、同じ画面にある[設定]ボタンを押す必要があります。

初期の設定では、この機能は「無効」になっています。

お気に入り切替え機能を有効に設定すると、スタートメニューやデスクトップの[Screen Readers Changer]アイコンから、本ソフトウェアを実行しようとした際に、お気に入り切替えのメニューが出てきます。

利用したい切替えパターンをリストボックスから選び、Enter キーを押して実行するか、リストボックスの隣にある[実行]ボタンを押して下さい。

●切替え対象の選択に JAWS を含める

本ソフトウェアでは JAWS を切り替えることも可能ですが、切替動作設定をしようとした場合に[切替え対象のスクリーンリーダーを選択]ダイアログボックスでは、スクリーンリーダー選択肢に JAWS が含まれていません。

この設定で、切替え対象のスクリーンリーダーとして JAWS を選ぶ為には、オプションの設定にある[実行ファイル指定]ボタンを押して「実行ファイル(JAWS etc)指定」へと進み、その画面で JAWS の実行ファイルのパスを間違いなく指定する必要があります。

この画面にある[参照]ボタンを押すと、実行ファイルを探す為のダイアログボックスに移ります。

実行ファイルのパスを指定した後、さらにオプションの設定の画面に戻り「切替え対象の選択に JAWS を含める」チェックボックスにチェックを入れて、同じ画面にある[設定]ボタンを押す(この時設定が有効になる)必要があります。

その他の機能

各種時間設定

本ソフトウェアでは、オペレーティングシステムの負荷によるコンピューターごとの動作速度やスクリーンリーダーごとの終了処理の速さに応じた切替え動作を行うことができるよう「スクリーンリーダー起動状況のチェック間隔」と「スクリーンリーダー起動直前の待機時間」を秒数で指定しながら調整することができるようになっています。

このような調整は、オプションの設定にある[各種時間指定]ボタンを押して「各種時間指定」の画面へと進み、その画面にあるそれぞれの項目の値をコンボボックスで1秒から9秒までのいずれかに設定するか「なし」に設定することによって行います。

初期の設定では、スクリーンリーダー起動状況のチェック間隔が「なし」になっており、スクリーンリーダー起動直前の待機時間が「1秒」に設定されています。

任意の設定を有効にする為には[確定]ボタンを押します。

設定が確定され、自動的に前の画面(オプションの設定の画面)に戻りますので、最後に[設定]ボタンを押して下さい。

尚、各種時間指定の画面で、どの項目がどの設定(秒数)になっているのかをスクリーンリーダーでは読み上げられないことから[設定状況確認]ボタンを設置し、そのボタンを押すことによって設定状況を確認して頂けるようにしています。

設定の初期化

本ソフトウェアではバージョンによって設定の書式が変わることがあります。

又、設定の書式が変わらなくても何らかのソフトウェアが原因となって過去にした設定が壊れてしまうことがあるかもしれません。

本ソフトウェアが異常な動作を示したりエラーとなってしまったりした時はその可能性があります。

このような場合には、設定を初期化すると、再び正常に動作するようになります。

スタートメニューにある本ソフトウェアの折りたたみメニューから、設定の初期化を実行しますが、その時に「実行しても宜しいですか?」というメッセージが出てきますので、実行を継続して良い場合には[はい]ボタン、実行を中止する場合は[いいえ]ボタンを押して下さい。

本ソフトウェアの切替動作設定やオプションの設定、お気に入り切替えのすべての設定が瞬時に初期化されます。

初期化が正常に終了するとメッセージが出てきますので[OK]ボタンを押します。

尚、設定を初期化してしまうとそれ以前の設定を復活させることはできませんので、充分ご注意下さい。

ログビューア

本ソフトウェアでは、スクリーンリーダーの起動・切替えなどの動作状況や、状態監視の状況をログとして記録する機能を装備し、そのログを表示する為のダイアログボックスも準備されています。

このようなダイアログボックスを「ログビューア」といいます。

ログビューアは、スタートメニューにある本ソフトウェアの折りたたみメニューから独立させて起動することができます。

ログビューアを起動すると何も表示されていませんが、画面右側にある[読込]ボタンを押すと、これまでに記録されてきたログが読み込まれ、ユーザーがそれを確認することができるようになります。

最大で、900 行までのログがログビューアで表示されます。

この[読込]ボタンはいわゆる更新ボタンの役目(機能)も兼ねており、ログビューアですでに表示しているログを最新のものにする場合などにも使います。

このログビューアには保存機能があり、画面右側にある[保存]ボタンを押すと、名前を付けてログをファイルに保存することもできます。

任意のフォルダに、LOG という拡張子の付くファイルでログが保存されます。

ログビューアでのログの確認や保存が必要な場合には、躊躇せずに直ちに作業することをお奨めします。

これは、本ソフトウェアを起動するごとに前回のログがすべて消えて、新しいログが記録されていくような仕様になっているからです。

スクリーンリーダーが二重に起動するなどの不具合が生じて、もしも原因を確認したいと感じた時は、直ちにログビューアを起動してログを確認したり保存したりして下さい。

又、本ソフトウェアで取得できるだけのログを取って記録していますが、これ以上に何か必要なログがあっても記録できない場合がありますことをご了承下さい。

キーボードショートカット一覧

本ソフトウェアで使うことのできるキーボードショートカット(ショートカットキー)をご紹介します。

本ソフトウェアが正式な仕様として実装しているものには二重丸の印を付けていますし、正式な仕様ではないが動作するものには三角形の印を付けています。

本ソフトウェアを起動する Shift キー + Ctrl キー + R キー / Alt キー + Ctrl キー + 1 キー
メニューウィンドウを出す Windows キー + Shift キー (常駐時のみ有効,少し長め)
終了する(確認メッセージが出る) Windows キー + Alt キー + Q キー

起動用キーの変更

本ソフトウェアを起動する為のキーボードショートカット(起動用キー)については、本ソフトウェアをインストールする時に一覧から選択するようになっています。

しかし、起動用キーを押した際に、使用中のアプリケーションソフトによってはこのキーボードショートカットがすでにべつの機能を呼び出す為に使われているなどで、本ソフトウェアを起動しようとする時に何らかのトラブルがあったり起動しなかったりするような場合もまれにあります。

そのような時には、本ソフトウェアを起動する為のキーボードショートカットを変更することによってそれを回避することができます。

設定変更の手順は以下のとおりです。

  1. Windows キーを押したまま、D キーを押して、デスクトップにフォーカスを移します。
  2. 矢印キーで[Screen Readers Changer]アイコンを選択します。
  3. アプリケーションキーを押して、コンテキストメニューにフォーカスを移します。
  4. 上矢印キーで[プロパティ]を選んで、Enter キーを押します。
  5. Tab キーで、ショートカットキーの設定の欄(エディットボックスになっています)まで移動していきます。
  6. 新しく設定したい起動用のキーボードショートカットのキーを押します。(例えば、キーボードショートカットを CTRL+SHIFT+S の組み合わせで設定したい場合は、Shift キーと Ctrl キーを押さえたまま、S キーを押します。)
  7. 次に、Tab キーで[適用]ボタンまで移動して、Enter キーを押します。
  8. 最後に、Tab キーで[OK]ボタンまで移動して、Enter キーを押します。

プロパティのダイアログボックスの下部にある[適用]ボタンを押すと「これらの設定を変更するには管理者のアクセス許可を提供する必要があります」という、アクセス拒否のメッセージが出る場合もありますが、そのような時には気にせず[続行]ボタンを押して様子をみてみましょう。

ほとんどの場合は何事もなく設定が済むようです。

免責事項

本ソフトウェアを使用したことによって生じたすべての障害・損害等については、ソフトウェアの開発関係者,所属の組織共に、一切の責任を負わないものとします。

ご使用は各自の責任においてお願い致します。

なお、本ソフトウェアの不具合を発見されたり使いづらいと感じられる点があったりした場合には、状況などを詳しくご連絡頂ければ誠意を持って対応したいと思います。

不具合や要望などが何かございましたら遠慮なく作者までご一報下さいませ、早い段階で改善できることもあるかと存じます。

作者と連絡先

本ソフトウェアの作者は、Nakamura Laboratory とその関係者です。

本ソフトウェアに関するご意見・ご要望・お問合せなどがございましたらご連絡頂ければ幸いです。

本ソフトウェアのWEBページ
http://nakanakatool.omiki.com/srchangers/
関係者のWEBサイト
http://twitter.com/nakalabo/
http://www.ftuac1.net/labo1/
E-Mail Address
tools-office@ftuac1.net

アップデート履歴

2014年07月27日 3版 Version 1.02

切替え対象に VDMW300、VDMW500 を追加しました。

インストール時の不具合を修正しました。

VDMW800 の切り替えに向けた処理を追加しました。

2014年03月21日 2版 Version 1.01

VDMW700 の切り替えに対応しました。

インストール時の不具合を修正しました。

2014年03月01日 初版 Version 1.00

スクリーンリーダー切り替えツール Screen Readers Changer 初バージョンです。

標準の機能としては5種のスクリーンリーダーの相互切替え、オプションの機能としては「お気に入り切替え」や「スタートアップへ登録して自動起動」などを備えています。


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