公開:2014年12月13日
六点の助っちは、ウィンドウズ用の統合プログラミング環境を利用して○○研究室が開発したものです。
この Version 2.01 は、テストを終えた最新の安定版です。
動作確認は Microsoft Windows7 で実施済みです。
又、Windows XP,Windows Vista および Windows8 の環境でも動作すると思われます。
手動でパッケージを実行すると、解凍先フォルダ名が表示されます。
その下にあるボタン[解凍]を押して下さい。
解凍が終了すると、インストール方法の選択の画面に入ります。
[このコンピューターにインストール]か[ポータブル版を作って使用する]の何れかのボタンを選んで、Enter キーを押して下さい。
[このコンピューターにインストール]を選ぶと、六点の助っち Install Wizard が起動して「インストールを行います」という情報メッセージが表示されます。
インストールを行う場合にはメッセージ下にあるボタン[はい]を押して下さい。
インストールが始まります。
少し待つとインストールが完了し、最後にテキスト版ヘルプが表示されます。
[ポータブル版を作って使用する]を選ぶと、ポータブル版を入れるフォルダを指定する為のテキストボックスが出てきます。
このテキストボックスにフォルダの正確なパス(フォルダがある場所)をキーボードから入力して[実行]ボタンを押して下さい。
ポータブル版の作成が開始されます。
少し待つとポータブル版の作成が終わって「六点の助っち (Version ○○) のポータブル版の作成が完了しました」といったメッセージが表示されます。
環境によってはインストールの途中でエラーとなることがありますが、これはあくまで、Windows 上の実行権限の問題でプログラムの不具合ではありません。
インストールを実行する際に[コンピューター]の画面で、setup.exe を矢印キーで選択してアプリケーションキーを押し、コンテキストメニューにある[管理者として実行]で実行すると正常にインストールできることが確認されています。
点字の概要・点字の歴史が簡潔に書かれています。
点字そのものや、点字に関わった人物に関心を持って頂ければ幸いです。
ユーザーが入力したり選んだりした任意の1文字を、点字で画面上に表示します。
点字をふつうに表示するだけではなく、母音と子音の区別や、前置符の強調をすることができます。
ここで扱える文字は、日本語カナ(清音から拗半濁音まで)と、数字,アルファベット,カタカナ特殊音,記号(一部)です。
又、漢字の一部も六点漢字で表示することもできます。
六点漢字とは“6点式点字の漢字”で、自動代筆と自動点訳を目的として、東京教育大学(現・筑波大学)附属盲学校の教諭であった長谷川貞夫先生が考案なさったものです。
点字器での点字の筆記をできるだけ忠実に再現しており、画面上の点字器にキーボードやマウスで点を1つ1つ入れて、凹面の点字を表示すると共に、点字確認の画面にて凸面の点字を表示します。
点字は右から左に向かって書いていきますが、その感覚を模擬体験して頂けます。
実際の指点字と同じように、左手の人差し指・中指・薬指と、右手の人差し指・中指・薬指(合わせて6本の指)で、キーボードに割り当てられた6つのキーを押して点字を入力し、画面上にそれを表示します。
指点字の練習や、点字タイプライターの打鍵練習にご利用頂けます。
まずは「指運びのおけいこ」で、指1本1本をスムーズに動かすことができるよう、割り当てられたキーを押しながらトレーニングします。
トレーニングでは、前半は順番に指を動かし、後半はランダムに指を動かします。
次の「ゆび点字の自由練習帳」では、六点入力する(Fキー,Dキー,Sキー,Jキー,Kキー,Lキーを押す)と、押されたキーに応じて点字の形で画面上に表示されます。
指点字では基本的にマス空けをしません(その変わり、文節で間を空けるようにします)が、「六点の助っち」では一応、スペースキーを押すとマス空けすることもできるようになっています。
任意で「六点の助っち」の挙動やモードを指定することができます。
点字の“子音を表す点”や“前置符類の点”を強調するのかどうか、文字が入力されたら自動的に点字を描くかどうか、点字打ちの練習でお手本を表示するかどうかなどの設定はここでします。
(以上)