テキストエディタ　VAMSE for Us

VAMSE for Us（ヴェイムス フォー アス）は、ウィンドウズ用統合プログラミング環境を利用して中村研究室が開発したものです。

この Version 1.13 は、テストを終えた最新の安定版です。

動作確認は、Microsoft Windows XP，Windows Vista および Windows7 等の環境に於いて実施済みです。

又、ユーザーの方から Windows8 等の環境でも動作するというご報告を頂いています。

手動でパッケージを実行すると、解凍先フォルダ名が表示されます。

その下にあるボタン［解凍］を押して下さい。

解凍が終了すると VAMSE Install Wizard が起動し、情報メッセージが表示されます。

インストールを行う場合にはメッセージ下にあるボタン［はい］を押して下さい。

ショートカットの作成先とユーザーを指定して少し待つとインストールが完了します。

最後にテキスト版ヘルプが表示されます。

環境によってはインストールの途中でエラーとなることがありますが、これはあくまで、Windows 上の実行権限の問題でプログラムの不具合ではありません。

インストールを実行する際に［コンピューター］の画面で、setup.exe を矢印キーで選択してアプリケーションキーを押し、コンテキストメニューにある［管理者として実行］で実行すると正常にインストールできることが確認されています。

（１）
前バージョンからの不具合を修正しています。

以下は改善点の一部です：

• 子ウィンドウを出した状態でタスクを切り替えると、キーボードでの操作ができなくなる不具合を修正しました。
• カッコの数を数える機能の結果画面で、スクリーンリーダーがカッコの名前の部分を読み飛ばしてガイドしてしまう不具合を修正しました。
• 編集中のテキストに、キャリッジリターン（CR）という種類の改行コードが含まれている場合に、文字を数える機能を使うと、カウントの処理から抜けられなくなってしまう不具合を修正しました。
• 文字を数える機能やカッコの数を数える機能によって出力された結果が、Tab キーを押すことによって画面上から消えてしまう場合がある不具合を修正しました。
• スタートメニュー内の VAMSE for Us メニューから［ショートカットの設定］を実行した際に、環境によっては設定間際でのエラーが発生する不具合を修正しました。
• 開こうとしたファイルが読み書きできない種類のものだった場合に、そのファイルの種類（拡張子）も併せて通知するようにしました。

（２）
文字列置換の機能で、置換処理をユーザーの意思で中断できるよう改良しました。

プルダウンメニュー［検索］にある［文字列の置換］メニューから文字列同士を逐次置換している時に、これまでは置換処理が終わるまでその処理を抜けることができず、途中でその先の文字列置換をやめたい場合などにも「置換しますか？」のメッセージボックスで［いいえ］のボタンを最期まで押し続けなくてはいけませんでした。

今回の改良によって「置換しますか？」のメッセージボックスに［キャンセル］ボタンが加わり、このボタンを押すとその時点で置換処理を中断することが可能になりました。

（３）
テキスト文書内のカッコや囲み記号を対象とした扱いについて

• カッコの数を数える機能や、対応するカッコへカーソルを移動する機能などの処理で取り扱えるカッコの種類をユーザーが増やせるようにしました。（環境 ＞ ユーザー定義 ＞ カッコの設定）
• 囲み記号（カッコ類）を、カーソル位置に挿入する機能を追加しました。
  この機能が使えるカッコは、全角が（　），「　」，『　』，【　】，〔　〕，［　］，〈　〉，《　》，｛　｝，≪　≫　の10種類、半角が (　) ， [　] ， {　} の３種類と半角ダブルクォーテーションや半角シングルクォーテーションです。
  又、プルダウンメニュー［環境］にある［ユーザー定義］メニューの［カッコの設定］でユーザーが指定したカッコ類を使い、挿入することもできます。

（４）
読み書きできるファイルの扱いについて

• 初期値では読み書きできない種類（拡張子）のファイルの読み込みと保存を、個別に許可（ユーザーによる許可）することができるようにしました。
• プルダウンメニュー［環境］にある［読み書き可能なファイルの設定］から、ユーザーが個別に拡張子を指定すると、その種類（拡張子）のファイルを読み込み、保存することができるようになります。