リリースノート‐VAMSE for Us (Version 1.15)
VAMSE for Us(ヴェイムス フォー アス)は、ウィンドウズ用統合プログラミング環境を利用して中村研究室が開発したものです。
この Version 1.15 は、テストを終えた最新の安定版です。
動作確認は、Microsoft Windows XP,Windows Vista および Windows7 等の環境に於いて実施済みです。
又、ユーザーの方から Windows8 等の環境でも動作するというご報告を頂いています。
手動でパッケージを実行すると、解凍先フォルダ名が表示されます。
その下にあるボタン[解凍]を押して下さい。
解凍が終了すると VAMSE Install Wizard が起動し、情報メッセージが表示されます。
インストールを行う場合にはメッセージ下にあるボタン[はい]を押して下さい。
ショートカットの作成先とユーザーを指定して少し待つとインストールが完了します。
最後にテキスト版ヘルプが表示されます。
環境によってはインストールの途中でエラーとなることがありますが、これはあくまで、Windows 上の実行権限の問題でプログラムの不具合ではありません。
インストールを実行する際に[コンピューター]の画面で、setup.exe を矢印キーで選択してアプリケーションキーを押し、コンテキストメニューにある[管理者として実行]で実行すると正常にインストールできることが確認されています。
安定版リリース Version 1.14 からの変更は以下のとおりです。
(1)
前バージョンからの不具合を修正しています。
以下は改善点の一部です:
- 文字列をコピーまたは切り取りした回数が100回を超えると、それ以上のコピー・切り取り操作でエラーが発生し、異常終了してしまう不具合を修正しました。
- 検索・置換関連のダイアログボックスと、環境設定関連の一部ダイアログボックスで読み上げが正常に行われない場合がある不具合を修正しました。
- Program Files フォルダなどのアクセス権限で許可されていないファイルに上書きで保存しようとした場合に、保存のダイアログボックスを出して、ほかのフォルダへ保存できるよう改良しました。
- その他、機能の一部で使い勝手の向上を図っています。
(2)
ウェブサイト制作に関連する支援機能を追加しました。
新規テンプレート作成,HTMLタグ・属性の挿入,スタイルシート作成時のセレクタ・プロパティの挿入,HTMLやCSSへのコメント挿入,ブラウザでのプレビュー表示の機能を今バージョンで新規に追加しています。
これらの機能についても今後充実させていく予定です。
(3)
取扱い可能な文字コードと文書情報について
- これまでに扱えていた「シフト JIS」に加え「EUC-JP」「UTF-8 系」および「JIS(ISO-2022-JP)」などの文字コードのファイルの読み込みと保存に対応しました。
Unicode のファイルも読み込めますが、そのファイルを保存する時には「シフト JIS」として保存が行われることにも注意が必要です。
- 開いているファイルの名前,保存フォルダ,読込み文字コード,テキスト行数,全体的な容量(バイト単位),保存時文字コードなどの情報を「文書情報」として表示できるよう改良しました。
この「文書情報」では、編集中のテキストの保存時の文字コードを任意のものに変更設定することも可能になっています。
(4)
既知の不具合として、次のような動作が報告されています。
- 本ソフトウェアを終了する際に Windows8.1 などの環境でプロセスが残ってしまうという状態になるようです(その他の Windows XP や Windows7 などの OS では、問題なく終了することが確認されています)が、問題の Windows8.1 環境でもプログラムからエラーが出る訳ではありません。
本ソフトウェアではなく OS 特有の問題が原因であることも含め、調査をしています。
- 終了時のファイル保存の動作について、現段階では明らかな不具合は認められていませんが、様々な環境で確かめなくてはいけない、というような話になっています。
(以上)