リリースノート‐VAMSE for Us (Version 1.19)
VAMSE for Us(ヴェイムス フォー アス)は、ウィンドウズ用統合プログラミング環境を利用して中村研究室が開発したものです。
この Version 1.19 は、テストを終えた最新の安定版です。
動作確認は、Microsoft Windows XP,Windows Vista および Windows7 等の環境に於いて実施済みです。
又、ユーザーの方から Windows8 等の環境でも動作するというご報告を頂いています。
手動でパッケージを実行すると、解凍先フォルダ名が表示されます。
その下にあるボタン[解凍]を押して下さい。
解凍が終了すると VAMSE Install Wizard が起動し、情報メッセージが表示されます。
インストールを行う場合にはメッセージ下にあるボタン[はい]を押して下さい。
ショートカットの作成先とユーザーを指定して少し待つとインストールが完了します。
最後にテキスト版ヘルプが表示されます。
環境によってはインストールの途中でエラーとなることがありますが、これはあくまで、Windows 上の実行権限の問題でプログラムの不具合ではありません。
インストールを実行する際に[コンピューター]の画面で、setup.exe を矢印キーで選択してアプリケーションキーを押し、コンテキストメニューにある[管理者として実行]で実行すると正常にインストールできることが確認されています。
安定版リリース Version 1.18 からの変更は以下のとおりです。
(1)
前バージョンからの不具合を修正しています。
以下は改善点の一部です:
- ウェブ制作で HTML 文書のテンプレートを作成する際に、ダイアログボックスの中にある[参照]ボタンを押し、スタイル設定用のファイル(CSS ファイル)やトップページ用のファイルをダイアログボックスから選ぶと、そのファイルの名前が、定位置に正しく記入されない不具合を修正しました。
- ウェブ制作の HTML タグ・属性の挿入で、コンボボックスの部分がフォーカスされた際に「○○のエディット 文字入力」と読み上げてしまう不具合を修正しました。
(2)
ウェブ制作の際に必要となる HTML 文書テンプレートや HTML のタグ・属性の挿入、CSS プロパティを挿入する為のダイアログボックスで、単なるファイル名だけではなく、読み込みたいファイルの相対パスを挿入することができるよう改良しました。
現在開いているテキスト文書からみたファイルの位置ですので、テキスト文書を予め保存しておく必要があり、もしもテキスト文書が保存されていない場合には、ファイルの絶対パスが入るようになっています。
- 新規テンプレートを作成したり、編集中のプレーンテキストにテンプレートを挿入したりする作業では HTML 文書テンプレートの必要項目を指定する画面で[参照]ボタンを押すと、標準のダイアログボックスに入り、そこでファイルを選択して[開く]ボタンを押すと、相対パスが所定の記入欄に入ります。
- 現在開いているテキスト文書に HTML のタグや、CSS プロパティを入れる作業では、その詳細(属性の値)を設定する為のダイアログボックスで、画像や HTML ファイルの場所を入力しなければならない記入欄にカーソルを置いて[F2]キーを押すと、ファイル選択の為のダイアログボックスに入り、そこで選択したファイルの相対パスが挿入されるように改善されています。
- ウェブページに画像を貼り付けるタグの挿入を行う場合には、画像ファイルの場所を指定する記入欄で[F2]キーを押し、ファイル選択のダイアログボックスから画像を選択すると、そのファイルの相対パスと同時に、その画像の幅と高さが自動で取得されるよう機能追加しました。
- メールアドレスにリンクを張るなどの場合には、相対パスの指定ができませんので、充分ご注意下さい。
(3)
新機能の1つとして「位置の記憶と活用」を追加しました。
以下は追加点の一部です:
- カーソル位置を一時的に記憶させて、そのカーソルを他のところへ移動した後、記憶した位置までカーソルを簡単な操作で戻すことができる機能を追加しました。
カーソル位置を一時的に記憶させるには、エディタ画面で、位置を記憶させたいところで Ctrl キーを押さえたままで[F2]キーを押し、カーソルを移動した後、記憶した位置へ戻りたい場合には[F2]キーだけを押します。
- カーソル位置を一時的に記憶させて、その位置を始点,現在のカーソル位置を終点とし、その区間にある文字列を簡単な操作で選択する機能を追加しました。
カーソル位置を一時的に記憶させるには、エディタ画面で、位置を記憶させたいところで Ctrl キーを押さえたままで[F2]キーを押し、内容を確認しながらカーソル移動後に、記憶した位置を始点,現在のカーソル位置を終点として、その間にある文字列を選択する時には、Shift キーを押さえたまま[F2]キーを押します。
- 現在のファイル名,保存先のフォルダパス,現在のファイルの絶対パスを取得して、その文字列をクリップボードにコピーする機能を追加しました。
対象ウィンドウに貼り付けて利用することができます。
- これらの機能の追加に伴い、設定状況を確認する為のキーボードショートカットが Ctrl キーを押さえたまま[F9]キーに変更、現在のカーソル行番号を確認する為のキーボードショートカットが、Shift キーを押さえたまま[F9]キーに変更となっています。
(4)
その他、便利な機能をいくつか追加しました。
以下は追加点の一部です:
- CSS プロパティの挿入や HTML タグ・属性の挿入のダイアログボックスに於いて、コンボボックスがフォーカスされている際に[F1]キーを押すと、出力される値が、スクリーンリーダーで読み上げられるよう改良しました。
- ウェブ制作の「ヘッダ内追加」グループに「ブックマークアイコンの指定」の項目を追加しました。
(以上)